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2022 - Ulysses 100

 2022年、『ユリシーズ』刊行100周年

1922年に刊行された小説『ユリシーズ』は、文学史上に名を残す最高傑作のひとつとして知られています。1904年6月16日のダブリンを舞台とし、18のエピソードからなるこの作品では、主人公レオポルド・ブルームの1日が描かれています。地元を舞台に描いた物語でありながら世界中で愛されており、毎年6月16日は作品の記念日として世界各国で祝われています。

 

ジェイムズ・ジョイス

1882年、ダブリン南部ラスガー生まれ。学生の頃からその才能を発揮し、アイルランド国立大学ダブリン校で学ぶ傍ら、市内の文学・演劇サークルに参加。初めて発表したイプセンの新作『われら死者の目ざめる時』の批評文が評価され、知名度を高めていきました。彼はヨーロッパの多くの国で暮らし、『ユリシーズ』の他、『若き芸術家の肖像』、『ダブリン市民』、『フィネガンズ・ウェイク』といった代表作で知られています。

 

世界規模の『ユリシーズ』刊行100周年事業

2022年、世界中では、『ユリシーズ』刊行100周年を祝うさまざまなイベントが行われています。ユネスコ文学都市に指定されているジョイスの生まれ故郷ダブリンでは、朗読、小説に登場する料理、ツアー、展示、音楽、演劇などでとりわけ盛大に祝われます。

日本では、下記の団体がイベントを予定しています。イベントの詳細は、各団体のウェブサイト・SNSでご確認ください。
日本ジェイムズ・ジョイス協会:https://www.joyce-society-japan.com/
22Ulysses2022:https://twitter.com/22Ulysses2022
国際アイルランド文学協会日本支部(イアシル・ジャパン):http://iasil.jp/

 

『ユリシーズ』に関する記念日

2月2日:1922年のこの日、パリのシェイクスピア・アンド・カンパニー書店より『ユリシーズ』が初めて出版されました。偶然にもジョイスの40歳の誕生日でした。

6月16日:1904年のこの日は『ユリシーズ』の舞台となった日であり、主人公のレオポルド・ブルームにちなみ「ブルームズデー」と呼ばれ祝われています。また、舞台設定と同じ1904年6月16日は、ジョイスが将来の妻となるゴールウェイ出身の女性ノラ・バーナクルと初めて出会った日でもあります。
1954年、ダブリンにて作家や文化人によって初めてブルームズデーが祝われ、『ユリシーズ』の主人公の足跡を実際にたどりました。

 

当館の取り組み

ブルームズデー記念動画制作協力:アイルランド外務省とアイルランド文学博物館が共同で、ブルームズデーを記念する動画を制作。当館を含め、6大陸40都市にあるアイルランド大使館・総領事館が制作に協力しました。

‌2020年:A New Day Will Be
 

2021年:Opening Ulysses

 

ジョイス作品のショーケース :図書館や大学に『ユリシーズ』、『ダブリン市民』、『若い芸術家の肖像』を寄贈。そのほか、東京にある複数の図書館とコラボレーションし、ジョイスの作品を紹介するコーナーを設置していただきました。

 

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